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オーロラ

オーロラが見える理由

オーロラは、太陽風によって太陽から飛んできた電気を帯びた粒子(プラズマ粒子)が、地球上空の大気と衝突したときに発光する現象です。

 

日本でもオーロラが見える理由

オーロラは通常、緯度60度から70度のベルト状のエリア(オーロラ帯)で見られます。

しかし、日本の北海道でもオーロラが観測されたりします。

 

これは太陽フレアが関係しています。

太陽表面で爆発が連続して発生する現象を「太陽フレア」といいます。

太陽フレアが起こると太陽風が暴風となり、通常とは異なる風が吹きます。

その結果、高緯度地域で発生しているオーロラが、日本のような低緯度地域でも見られることがあります。

オーロラの色が緑だったり赤だったりする理由

北欧や南極、カナダ北部で見られるオーロラは緑色に光って見えます。

一方、日本などの低緯度地域で見られるオーロラはピンク色、赤色に光って見えます。

なぜオーロラの色が異なるのでしょうか。

 

オーロラの色が異なる理由は「プラズマ粒子が大気と衝突したときに光を放つ大気成分が異なるから」です。

通常は大気中の酸素分子がエネルギーを放出して発光するため緑色に見えます。

しかし低緯度地域で見られるオーロラは、窒素分子がエネルギーを放出して発光するためピンク色に見えます。

昔の人はオーロラをどう捉えていたか

日本最古のオーロラ観測記録は1400年以上前の飛鳥時代。

日本書紀(620年)のくだりに、次のような記述が残されています。

 

12月の新月の真っ暗な空に「赤気」が現れた。

その形は、雉の美しい尾羽のようであった。

 

昔の人は真っ暗な夜空に突如出現した赤いオーロラを見て、天の使いと考えられていた雉の尾の形になぞらえていました。

 

 

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