無線用のビジネスフォン
タクシー会社で配車サービスを提供する場合は、無線用の電話機を用意する必要があります。このページではビジネスフォンについて説明します。
ビジネスフォンと家庭用電話機の違い
ビジネスフォンが家庭用電話機よりもいくつかの点で優れています。
- 複数の着信に対応できる
- 別の電話機へ通話を転送できる
順番に説明していきます。
複数の着信に対応できる
ビジネスフォンは複数の電話回線を主装置で管理しているため、
同時に複数の着信に対応できます。
別の電話機へ通話を転送できる
企業の場合、複数の電話機を社内に置くのが一般的です。
また、カスタマーサービスなどの場合は、通話記録を保存したりします。
通話記録を再生したい場合もあります。
ビジネスフォンでは異なる電話機に通話記録を転送することができます。
ビジネスフォンサービスを提供している企業
当社ではRECOMMジャパンという企業のサービスを利用しています。
RECOMMジャパンにはRets光(=光回線、Wifi)も契約していて月額10000円程度支払っています。
実際にビジネスフォンを使うときは、光回線(WIFI)やFAXなどもまとめて契約することが多いです。
ビジネスフォンのシステム
当社を例にビジネスフォンのシステムを説明します。
当社では
- 無線用の電話番号(0297-xx-xxxx)
- フリーダイヤル(0120-)からリダイレクトされる無線用電話場合(0297-oo-oooo)
- 事務所1階のFAXの番号(0297-▲▲-▲▲▲▲)
- 事務所2階のFAXの番号(0297-▼▼-▼▼▼▼)
- 無線以外で問い合わせするための電話番号(0297-▲▲-▲▲▲▲)
を使用しています。
無線用の電話番号(0297-xx-xxxx)に電話をかけるとお客様に通話料金がかかるので、当社では途中からフリーダイヤルを導入しています。
これらの回線図が下図のようになります。
ONUはOptical Network Unitの略で、回線終端装置を意味します。
光ファイバー通信網を通じて、パソコンなどの端末機器をネットに接続させるための装置です。
CTIはコンピュータと電話、FAXを統合する技術・装置です。
ビジネスフォンの月額料金
ビジネスフォンの月額料金は主に次の4つで構成されています。
- 光回線使用料(月額4600円)
- 電話番号(番号1つあたり月額100円)
- ディスプレイ料金(受話器のディスプレイに相手の電話番号がひ表示されるやつ。月額1000円)
- 通信料金(電話番号によって異なるが4つ合わせて月額4000円程度)
()内は当社で実際に支払っている金額になります。
合計で月額1万円程度です。
ビジネスフォンの解約
たとえば、配車サービスを辞めたので、配車用の電話番号が不要になったとしたら
電話番号(番号1つあたり月額100円)
が要らなくなるので、月額-100円となります。
すべての契約を解約してしまうとWifiもFAXも使えなくなってしまいます。
子機の設置
当社では、整備士が配車の電話を受けており、クルマの整備をしながら配車の電話も受けないといけない場面がありました。
そのような場合は、コードレスの子機を新しく購入する必要があります。
設置費用としては
- 電話機代金(子機本体の代金):5万
- アンテナ代:6万
- 工事費用:7万
で合計18万程度かかると言われました。
ビジネスフォンのリダイレクト
たとえば、配車サービスを別の会社に任せるようになったとします。
お客様が、自社の配車用電話番号に電話をかけたとき、他社のビジネスフォンに転送させるのは可能なのか聞いた所、
ビジネスフォンでは難しいとのことでした。
電話機1台につき1回線の家庭用電話と違い、ビジネスフォンは回線が複雑なので厳しいらしいです。
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