融雪作業
このページでは12月下旬から2月にかけて行う融雪作業について説明します。
融雪作業とは
雪が降って地面が凍結するとタクシーがスリップします。
スリップは事故に発展する可能性があるので、
会社周りの地面が凍結していたら
融雪剤を撒いて雪をとかします。
融雪剤
塩化カルシウムや塩化ナトリウム(=塩)を使うのが一般的です。
当社では塩化カルシウムを購入していますが、
年によっては市役所から無料でいただけることもあります。
塩化ナトリウムは水の凝固点をマイナス20度まで下げます。塩化カルシウムはマイナス50度まで下げます。北海道などはマイナス30度とかになるので、塩化ナトリウムではなく塩化カルシウムが必須です。
融雪剤で雪がとける仕組み
まず、水が凝固する仕組みについて。
水の中にはたくさんの水分子が入っており、
液体のときは水分子が自由に動き回っています。
水分子は寒いのが苦手なので、
水温が下がると水分子同士がくっついておしくらまんじゅうします。
水分子同士が固まり動かなくなります。
そうすると水が氷になります。
つまり、水が凝固するためには水分子同士がくっつく必要があります。
水の中に不純物が混ざっていると、
不純物が水分子同士の結合を阻害するために
氷になりにくくなります。
水温を下げまくって水分子を寒がらせて強引にくっつけないと氷になりません。
だから凝固点が下がるのです。
融雪剤は不純物の中でも特に水分子同士の結合を阻害するのが上手な物質です。
塩化ナトリウムの場合は凝固点がマイナス20度まで下がります。
塩化カルシウムの場合はマイナス50度まで下がります。
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